トリノライン [萌え]

≡あなたが─私が、
妹が死んだ。
真夏の暑い日、溺死だった。
それは、忘れることの出来ない記憶となって、心に引っ掛かり続けていたけれど。
彼女が生きられなかったぶんも、自分が生きると決めた。
全てを懐かしい思い出として抱き、過去を受け入れ、前に進もうと。
その思いは、確かなものだった。
苦しい幼少期から時が過ぎ、毎日変わらず学校に通う日々。
また暑い夏がやってきて、少し【彼女】を思い出した頃。
遠くから聞こえてきたのは、妹が好きだった曲の、ピアノの音。
辿るように歩みを進めた先に、妹がいた。
「これから、よろしくお願いします」
「お兄ちゃん」
妹は死んだ。
その確かな記憶と共に目の前に現れたのは、妹にそっくりなアンドロイド、
【トリノ】だった―。
≡世界を変える時が来た。
トリノが完成した。
もう一度、あの日々を始められる。
人工知能を持つ人型ロボット ― アンドロイドの技術が飛躍的に伸び、
少しずつ社会に浸透している現代。
その知能の研究で大きな功績を収めていた【紬木 沙羅】は、
新型アンドロイド、【トリノ】を完成させる。
見た目や動きは、人と全く見分けがつかない。
声もぬくもりも、人間そのもののようだ。
それから、このアンドロイドのもう一つ特別な点は ―
【七波 舜】の亡き妹、【七波 白音】の記憶を持っているということ。
「おはよう、トリノ」
「あなたが ― 私が、世界を変える時が来た」
アフターストーリーから「物語はああなってたけど、もしこうだったら……?」という「もしも」のお話まで、いろいろ詰まった『 トリノライン:ジェネシス 』はこちら!
千恋*万花【萌えゲーアワード2016 準大賞 受賞】 [萌え]

電車も通っていない山の中に、『穂織(ほおり)』の町はある。
周りとの交流も薄いせいか、文明開化にすら乗り遅れた田舎町。
だがそのおかげで独自の発展を遂げ、
今では一風変わった温泉地として広く知られる立派な観光地。
そんな穂織の人気の一つに、特別な刀の存在があった。
【神刀 ― 叢雨丸(むらさめまる)】
岩に突き刺さったまま、誰も引き抜くことができない刀。
のはずが、なんと有地将臣はその刀をへし折ってしまう!
予想外の事態に慌てふためく彼に突き付けられた責任。
それは『結婚』という二文字だった!
とんでもない事態にわけがわからず困惑する将臣。
だがこれも、ほんの入り口でしかない。
この先にはもっと奇妙で摩訶不思議な生活が、待ち構えていたのだから。
初めて出会った結婚相手
自分だけが触れられる謎の少女
そして、穂織の土地に残る呪いの秘密とは……?
めまぐるしく変わる生活の中、出会った恋の行く末はどこなのか?
全ては叢雨丸を掴んだ、その手の中に――
電子コミックフロアにて「 千恋*万花 オフィシャル・ビジュアルファンブック 」好評配信中!!
特集: ゆずソフト特集