メガスキ! 〜彼女と僕の眼鏡事情〜 伊波乙葉編 [萌え]
主人公・樹の所属する美術部は、ここ数年、部員不足で部として機能していない。
この春いよいよひとりになったことで、樹も退部するつもりだった。
しかしそこに新入生として乙葉が入部してきた。
後輩をひとり放ってはおけない。
どうせすぐに来なくなるだろうと、樹はしばらくだけ部に残ることにする。
が、その予想を裏切って、乙葉は毎日休まず美術室にやってくる。
かといって絵を描くわけでもなく樹が描くのをじっと見ているだけ。
表情が乏しくて感情が読みづらい乙葉に、樹は困惑する。
そんなある日、樹は乙葉の鑑賞眼に気付く。
どうして自分では描かないのかを訊ねるが、絵を描くのは好きじゃないと彼女は答える。
「じゃあ何で入部したの?」
「先輩が好きなので。え? 気づいてなかったんですか?」
いきなりアクセルを踏み込んできた後輩との美術室という密室で繰り広げられるディスコミュニケーション
相変わらずマイペースな乙葉に振り回される樹だが、
絵の理解者として、そして異性としての彼女の魅力に徐々に気付き出す――
虚ノ少女《 NEW CAST REMASTER EDITION 》 [萌え]
日本が戦争への道を歩み始めた、所謂戦前と呼ばれた時代。
北陸の雪深い山中に人形(ヒトガタ)と云う集落があった。
‘‘ヒンナサマ’’と云う土人形を祀る奇妙な風習が残る此の地にて、祭りの夜にひとりの女が殺されていた。
村のものは口々に‘‘ヒンナサマ’’の祟りだと口にした。
正統ではない者が‘‘ヒンナサマ’’を祀ったが故に祟りに遭って殺されたと。
昭和三十二年、十二月。
朽木冬子が病室より攫われてから、およそ二年の歳月が過ぎていた。
時坂玲人の妹・紫は、自殺を図ろうとしていた男を助ける。
この男こそ現在に黄泉帰った‘‘ヒンナサマの祟り’’の被疑者であった――
戦時を跨いで続く妄執を断ち切る為に時坂玲人は動く。
その胸の内に冬子への妄執を引き摺りながら――
同時期に動きを見せ始めた、六年前に解散した筈の宗教団体は果たして、何を画策しているのか――
祟りを為すのが天であろうとも、手を下すのは人である。
『殻ノ少女』シリーズ2作目『虚ノ少女』のリマスター版。
主人公・時坂玲人と真崎智之の音声を新キャストで再収録。
前日譚(体験版部分)の追加に加え、既存シーンのリファインと演出強化、システムやインターフェースもリニューアルしました。