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天ノ少女 [萌え]



昭和三十三年、一月。
珍しく雪が多く、とても寒い年だった。その日灰色の雪が舞う中、少女の葬儀は執り行われた。
雪に包まれた遺影の少女は、どこか気恥ずかしそうで、どこか寂しげな表情で其処に居た――

天恵会をめぐる事件が一応の解決をして数日後、獄中にあった画家・間宮心像が死去した。
時坂玲人は旧知の学芸員マリス・ステラと共に、間宮心像の遺品の整理へ赴く。そこにあったのは腕のない片翼の天使を描いた未発表作だった。
因縁のある『殻ノ少女』にも通じる、美しさと禍々しさの入り交じったその絵は『天罰』と名付けられた。
それからさらに数日後、『天罰』の天使と同じように装飾された女性の死体が発見された。彼女はかつて真崎智之と同じ職場に勤めていた人物だった。

『殻ノ少女』から始まり、『天罰』へと紡がれていく絡み合った偏執を断ち切ることができるのは、たった一人の小さな少女の存在なのかもしれない。


その愛〈パラノイア〉は紡ぐ、太陽と、すべての星々を――

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